映画『ランニング・マン』は、「つまらない」「期待していたほどではなかった」という声がある一方で、「かなり面白い」「スピード感があって楽しめる」と感じる人もいる作品です。
2025年に公開された本作は、スティーヴン・キングの小説を原作に、『ベイビー・ドライバー』などで知られるエドガー・ライト監督が映画化。
主演はグレン・パウエルです。
物語は、娘の治療費を必要としているベン・リチャーズが、賞金を得るために危険なデスゲーム番組「ランニング・マン」に参加するところから始まります。
プロの殺人ハンターに追われながら30日間逃げ続けるという、かなり刺激的な設定です。U-NEXTでは133分の作品として配信されています。
では、なぜこの映画は「つまらない」と言われるのでしょうか?
そして、本当に見る価値のない作品なのでしょうか?
この記事では、『ランニング・マン』がつまらないと言われる理由と、実際には面白いと感じられるポイントを詳しく紹介します。
映画『ランニング・マン』が「つまらない」と言われる理由

『ランニング・マン』は、誰が見ても同じように楽しめるタイプの映画ではありません。
特に、過去のエドガー・ライト作品や1987年の『バトルランナー』をイメージしていると、「思っていた作品と違う」と感じる可能性があります。
ここでは、実際に「つまらない」と感じやすいポイントを見ていきましょう。
エドガー・ライトらしい派手さを期待すると物足りない
エドガー・ライト監督といえば、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』『ベイビー・ドライバー』など、テンポのいい編集や音楽、独特のユーモアが印象的な作品を手掛けてきました。
そのため、「エドガー・ライト監督だから、今回も爆笑できる奇抜なアクション映画だろう」と期待してしまう人もいるでしょう。
しかし、『ランニング・マン』は社会的なテーマをかなり前面に出した作品です。
もちろんアクションや逃走劇はありますが、監督の過去作品にあったような独特のコメディー感を期待すると、少し物足りなく感じるかもしれません。
『バトルランナー』のような爽快感を期待すると違う
『ランニング・マン』と聞くと、1987年のアーノルド・シュワルツェネッガー主演『バトルランナー』を思い浮かべる人も多いでしょう。
ただし、2025年版は同じ作品を現代風にした単純なアクション映画ではありません。
主人公のベンは無敵のスーパーヒーローではなく、家族のために危険なゲームへ参加する普通の労働者です。
そのため、「悪役を豪快に倒してスカッとする映画」を期待していると、少し違った印象になるでしょう。
むしろ本作では、格差や貧困、メディアによる情報操作など、社会の問題が物語の重要な部分になっています。
逃走劇が続くため単調に感じる人もいる
本作の基本的な構造は、主人公が追手から逃げるというものです。
逃げる場所が変わったり、追跡する人物が変わったりするものの、「逃げる→追われる」という展開が中心になるため、人によっては途中で似たような展開に感じるかもしれません。
特に、複雑な謎解きや大きなどんでん返しを期待している人にとっては、物語がシンプルに感じられる可能性があります。
社会風刺が少し説明的に感じられる
『ランニング・マン』の大きなテーマのひとつが、テレビやメディアによって人々の感情や情報がコントロールされる社会です。
視聴者が他人の苦しみを娯楽として消費するという設定は、現代社会にも通じるものがあります。
一方で、こうしたメッセージが比較的分かりやすく描かれているため、「もう少し皮肉やブラックユーモアを効かせてほしかった」と感じる人もいるでしょう。
登場人物をもっと深く見たかったと感じる場合も
主人公のベンを中心に物語は進みますが、逃走中に登場する人物については、もっと掘り下げてほしいと思う場面もあります。
「この人物はなぜこういう行動を取るのか?」
「この人物が主人公に協力する理由は?」
といった部分を、さらに詳しく描いてほしいと感じる人には、少し物足りないかもしれません。
それでも『ランニング・マン』はつまらなくない!本当は面白い理由

ここまで「つまらない」と感じる理由を紹介しましたが、だからといって『ランニング・マン』が面白くない作品というわけではありません。
むしろ、作品が描こうとしているテーマや、デスゲーム映画としてのスピード感に注目すると、かなり楽しめる作品です。
普通の男がデスゲームに挑む設定が面白い
『ランニング・マン』の魅力は、主人公が最初から無敵のヒーローではないことです。
ベン・リチャーズは、娘の治療費を必要としている普通の男。
そのため、「自分が家族を守るためだったら、こんな危険なゲームに参加するだろうか?」と考えながら見ることができます。
U-NEXTの作品紹介でも、金も職も特殊能力もない普通の男がデスゲームに挑む作品として紹介されています。
単なるアクション映画ではなく、主人公が追い詰められていく過程を見ることができるのが本作の面白さです。
グレン・パウエルの主人公が魅力的
主演のグレン・パウエルが演じるベン・リチャーズも、本作の大きな見どころです。
筋肉ムキムキの無敵ヒーローというよりも、危険な状況の中で知恵と度胸を使って生き残ろうとする人物として描かれています。
だからこそ、追われるシーンでは「次はどうやって逃げるのか?」という緊張感が生まれます。
完璧なヒーローではないからこそ、応援したくなる主人公なのです。
「逃げるだけ」の映画ではない
タイトルからすると、ひたすら走って逃げ続けるだけの映画に思えるかもしれません。
しかし、物語が進むにつれて、ベン自身が単なるゲームの参加者ではなく、巨大なシステムにとって無視できない存在へと変化していきます。
Prime Videoでも、ベンの反抗心や本能、不屈の精神によって人気者となり、やがてシステムそのものにとって脅威になっていく物語として紹介されています。
この「追われる側だった主人公が、逆に体制を脅かす存在になっていく」という変化が、本作の面白いところです。
現代社会を連想させるテーマが面白い
本作で描かれる「人間の苦しみをテレビ番組として消費する」という設定は、単なるフィクションとして片付けにくい部分があります。
視聴者が刺激的な映像を求め、番組側がさらに過激なものを提供する。
その結果、主人公の人生そのものが娯楽として消費されていく。
こうした構図は、SNSや動画配信が当たり前になった現在だからこそ、よりリアルに感じられるのではないでしょうか。
デスゲーム映画としてのスピード感がある
『ランニング・マン』の大きな魅力は、やはり逃走劇としてのスピード感です。
「次はどこへ逃げるのか?」
「誰が味方なのか?」
「追跡者に捕まってしまうのか?」
という緊張感が続くため、アクション映画として気軽に楽しむこともできます。
Prime Videoでも本作は「アクション・サスペンス・ダーク」に分類され、2時間8分の作品として配信されています。
『ランニング・マン』はどんな人におすすめ?

『ランニング・マン』は、すべての人に同じようにおすすめできる作品というより、好みがはっきり分かれやすい映画です。
特におすすめなのは、デスゲーム作品やサバイバル作品が好きな人です。
また、
・追跡される主人公を描いた映画が好き
・『イカゲーム』のようなデスゲーム作品が好き
・社会風刺を含んだアクション映画が好き
・グレン・パウエルが好き
・エドガー・ライト監督作品が好き
・スティーヴン・キング原作が好き
・1987年版『バトルランナー』とは違った作品を見てみたい
という人なら、楽しめる可能性があります。
一方で、「とにかく笑える映画が見たい」「無敵のヒーローが敵を次々に倒す爽快なアクションが見たい」という人は、少しイメージと違うかもしれません。
映画『ランニング・マン』はつまらない?まとめ

映画『ランニング・マン』は、「つまらない」という感想が出るのも理解できる作品です。
エドガー・ライト監督作品に期待される独特のユーモアや派手な演出を期待すると、物足りなく感じる可能性があります。
また、『バトルランナー』のような豪快なアクション映画を想像していると、社会風刺や現代的なテーマが多いことに驚くかもしれません。
しかし、だからといって「つまらない映画」と決めつけるのは早いでしょう。
普通の男が家族のために命懸けのゲームへ挑み、逃げ続けるうちに巨大なシステムそのものを揺るがしていくという設定は非常に興味深いものです。
特に、デスゲーム、サバイバル、社会風刺、逃走アクションが好きな人なら、十分楽しめる作品だと思います。
つまり、『ランニング・マン』は、「何を期待して見るか」によって印象が大きく変わる映画なのです。
「エドガー・ライトだからコメディー寄りの作品だろう」と考えるのではなく、「社会風刺を含んだデスゲーム・アクション」として見ると、違った面白さが見えてくるでしょう。
『ランニング・マン』はU-NEXTやPrime Videoで見られます
そんな『ランニング・マン』を実際に見てみたい方は、動画配信サービスを利用するのがおすすめです。
現在、U-NEXTでは『ランニング・マン』が配信されており、作品ページでは399円のポイント作品として掲載されています。視聴前に料金や配信条件を確認しておきましょう。
U-NEXTで『ランニング・マン』を見るならこちらからチェックできます。
また、Prime Videoでも『ランニング・マン』の作品ページが確認できます。レンタル・購入など、利用できる視聴方法はページ上で確認できます。
Prime Videoで『ランニング・マン』を見るならこちらからチェックできます。
「つまらない」という口コミが気になっている方も、実際に自分で見てみると印象が変わるかもしれません。
特に、デスゲーム映画や逃走アクションが好きな方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

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