韓国ドラマ『こんなに親密な裏切り者』は、「面白い」という声がある一方で、「暗すぎる」「展開が遅い」「見ていて疲れる」といった感想も見られる作品です。
原題は『이토록 친밀한 배신자』、英題は『Doubt』。
韓国を代表するプロファイラーである父親チャン・テスと、殺人事件への関与を疑われる娘チャン・ハビンを中心に、親子の信頼と疑念を描いた心理サスペンスです。
Filmarksでは3.7点(2026年9月時点)となっており、高評価だけでなく、3点台を中心にさまざまな感想が寄せられています。
では、なぜ『こんなに親密な裏切り者』は「つまらない」と言われてしまうのでしょうか?
そして、本当に最後までつまらないドラマなのでしょうか?
この記事では、否定的な意見の理由を整理したうえで、実際には面白いと感じられるポイントについて詳しく考察します。
『こんなに親密な裏切り者』がつまらないと言われる理由

『こんなに親密な裏切り者』は、一般的な韓国ドラマのようなテンポの良い展開や、恋愛、コミカルな場面を楽しむ作品ではありません。
むしろ、暗い映像と重い人間ドラマを中心に、少しずつ登場人物の心理を掘り下げていくタイプの作品です。
そのため、視聴者が期待しているものによって、評価が大きく分かれやすくなっています。
画面もストーリーも暗くて重い
まず挙げられるのが、「とにかく暗い」という点です。
実際にFilmarksにも「暗くて重苦しい心理サスペンス」という感想がある一方、「暗い」「重苦しい」と感じた視聴者の声も見られます。
夜の場面や照明を抑えた映像が多く、明るく爽快なドラマとはかなり雰囲気が異なります。
ストーリーそのものも、殺人事件、親子の不信感、過去の出来事など重いテーマが中心です。
そのため、気軽に楽しめる韓国ドラマを探している人には、「ずっと暗いドラマだな」と感じられてしまう可能性があります。
展開が遅く感じられる
『こんなに親密な裏切り者』は、派手な事件を次々と起こして物語を進めるタイプではありません。
父親のテスが娘のハビンを疑いながらも、同時に娘を守ろうとする。
そしてハビンも何を考えているのか分からない。
この「本当に娘が事件に関係しているのか?」という疑問を何度も掘り下げていきます。
そのため、スピード感のあるサスペンスを期待すると、「話がなかなか進まない」と感じることがあります。
実際にレビューでも、暗さや重さを指摘する声がある一方、二転三転する展開に引き込まれたという評価もあります。
コメディや恋愛などの息抜きが少ない
韓国ドラマといえば、シリアスな作品であっても、途中に恋愛やコミカルなシーンが入ることがあります。
しかし、『こんなに親密な裏切り者』では、そうした「息抜き」の場面がかなり少なめです。
基本的には事件と親子関係を軸に、緊張感のある物語が続きます。
そのため、「ながら見できる韓ドラ」を求めている人にとっては、少し疲れる作品になりやすいでしょう。
主人公の行動にイライラすることがある
主人公のチャン・テスは、犯罪行動分析チームを率いる優秀なプロファイラーです。
しかし、自分の娘が事件に関係している可能性が出てくることで、プロファイラーとしての冷静な判断と、父親として娘を守りたいという感情の間で揺れ動きます。
その結果、視聴者からすると「もっと冷静に捜査してほしい」と感じる場面もあります。
実際にレビューには、父親の捜査や娘との会話にイライラしたという意見も見られます。
ただし、これは逆に言えば、主人公が完璧な人物ではなく、「父親」という立場に苦しんでいることが、このドラマの重要な部分でもあります。
登場人物や伏線が複雑
物語が進むにつれて、事件に関係する人物や過去の出来事が少しずつ明らかになっていきます。
「この人物は何を隠しているのか?」
「娘は本当に事件に関係しているのか?」
「父親の判断は正しいのか?」
など、さまざまな疑問を抱えながら見ることになります。
そのため、細かい部分を整理しながら見るのが苦手な人には、「複雑すぎる」と感じられる可能性があります。
一方で、こうした複雑さこそが、考察好きな人にとっては大きな魅力になります。
『こんなに親密な裏切り者』は本当につまらない?実際には面白い作品

ここまで「つまらない」と感じる可能性のあるポイントを紹介しました。
しかし、『こんなに親密な裏切り者』を単純に「つまらないドラマ」と判断するのは少し違います。
むしろこの作品は、テンポの速さや派手さではなく、心理描写と演技、そして「家族なのに信じられない」という設定を楽しむ作品です。
実際、Filmarksには高評価のレビューも多く、2026年9月時点では4.1~5.0点の評価が21%、3.1~4.0点が63%となっています。
では、どこが面白いのでしょうか?
父親と娘の「疑う」と「信じたい」が面白い
最大の魅力は、やはり父親と娘の関係です。
チャン・テスは犯罪心理のプロフェッショナルです。
人間の行動を分析し、犯罪者の心理を読み解くことを仕事にしています。
ところが、自分の娘が事件に関係しているかもしれないとなった瞬間、その能力が逆に自分自身を苦しめることになります。
「娘だから信じたい」
しかし、
「プロファイラーとして考えれば疑わしい」
この二つの感情が何度もぶつかります。
単純な犯人探しではなく、「最も信じたい相手を疑わなければならない」という状況そのものが、このドラマの面白さにつながっています。
ハン・ソッキュの演技が作品を引き締めている
主人公チャン・テスを演じるのは、韓国を代表する俳優の一人であるハン・ソッキュです。
U-NEXT公式でも、ハン・ソッキュが「一人娘への信頼と疑いのはざまで葛藤する父親」を演じていることが作品の見どころとして紹介されています。
大きなリアクションをするのではなく、表情や声、視線などで複雑な感情を表現する演技が、この作品の重厚な雰囲気とよく合っています。
「娘を信じたいのに疑ってしまう」という苦悩を、派手ではなく繊細に表現しているからこそ、物語に説得力が生まれています。
娘ハビンの存在が最後まで気になる
もう一人の重要人物が、テスの娘であるハビンです。
ハビンは何を考えているのか分かりにくく、父親から見ても視聴者から見ても、どこか謎めいた存在です。
「本当に事件に関係しているのか?」
「なぜそんな行動をするのか?」
「父親に何か隠しているのでは?」
このような疑問が続くため、次の話を見たくなります。
娘役のチェ・ウォンビンの演技も高く評価されており、U-NEXT公式でも注目ポイントとして紹介されています。
伏線を考えながら見ると面白い
『こんなに親密な裏切り者』は、ただ映像を流しながら見るよりも、登場人物の言葉や表情に注目して見ることで面白さが増すタイプの作品です。
何気ない会話や人物の行動が、「もしかすると別の意味があるのでは?」と思わせる作りになっています。
そのため、
「この人物は何か隠しているのでは?」
「この場面は後で意味が出てくるのでは?」
と考えながら見るのがおすすめです。
レビューでも「推理小説を読んだような感覚」という高評価が見られるなど、考察しながら楽しんだ視聴者もいます。
『こんなに親密な裏切り者』は見る人によって評価が分かれるドラマ

『こんなに親密な裏切り者』の評価が分かれる最大の理由は、作品が「重厚な心理サスペンス」に特化しているからでしょう。
明るい恋愛ドラマやテンポの速い復讐劇とは違い、父親と娘の心理的な距離をじっくり描いています。
そのため、「暗い」「テンポが遅い」と感じる人がいるのは自然なことです。
一方で、心理描写、演技、伏線、家族ドラマを重視する人にとっては、非常に見応えのある作品になります。
実際にFilmarksでは、暗く重苦しい雰囲気を指摘するレビューがある一方で、「1話から引き込まれた」「見応えがあった」という評価も確認できます。
つまり、『こんなに親密な裏切り者』は「誰が見ても楽しめるタイプの韓国ドラマ」というより、作品の雰囲気やテーマが自分に合うかどうかで評価が変わるドラマだと言えるでしょう。
まとめ|『こんなに親密な裏切り者』はつまらなくない!心理サスペンスが好きなら面白い

『こんなに親密な裏切り者』には、「暗すぎる」「重い」「テンポが遅い」「主人公にイライラする」といった否定的な意見があります。
しかし、それらは作品の欠点というだけではなく、このドラマが心理描写を重視していることの裏返しでもあります。
父親なのに娘を疑ってしまう。
プロファイラーだからこそ娘の行動を分析してしまう。
それでも、心の奥では娘を信じたい。
そんな矛盾した感情を描いているからこそ、『こんなに親密な裏切り者』には独特の緊張感があります。
特に、
・重厚な韓国サスペンスが好き
・心理描写をじっくり楽しみたい
・俳優の演技を重視する
・伏線や考察を楽しみたい
・家族をテーマにしたドラマが好き
という人には、楽しみやすい作品です。
逆に、明るくテンポの良い韓国ドラマや、恋愛・コメディ中心の作品を期待すると、「つまらない」と感じる可能性があります。
結論として、『こんなに親密な裏切り者』は決して単純に「つまらないドラマ」とはいえません。
むしろ、暗く重い雰囲気の中で、父と娘が互いを疑いながらも「本当に大切なもの」を探していく心理サスペンスだからこそ、ハマる人にはかなり見応えのある作品です。
『こんなに親密な裏切り者』はU-NEXTで見られます
韓国ドラマ『こんなに親密な裏切り者』をこれから見てみたいという人には、U-NEXTがおすすめです。
現在、U-NEXTでは『こんなに親密な裏切り者』が配信されており、作品ページから各エピソードを視聴できます。U-NEXT公式では、2024年の韓国ドラマとして掲載され、1話からエピソードを確認できます。
「本当にそんなに暗いの?」
「娘は何を隠しているの?」
「父親は娘を信じることができるの?」
そんな疑問を持った人は、ぜひ実際に第1話から見てみてください。
『こんなに親密な裏切り者』は、見れば見るほど登場人物の心理が気になってくるタイプのドラマです。
※配信状況や視聴料金などは変更される場合があります。最新の情報はU-NEXT公式サイトでご確認ください。

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