2026年9月18日に公開された映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』。
織田裕二さん演じる青島俊作がスクリーンに帰ってくるということで、公開前から大きな注目を集めていました。
しかし、実際に映画を観た人の感想を見てみると、「懐かしくて面白かった」という声がある一方で、「つまらない」「ギャグが多すぎる」「事件の話が薄い」といった厳しい評価も目立ちます。
実際、映画.comでは本作のレビュー平均が3.2点となっており、評価はかなり分かれています。
では、なぜ『踊る大捜査線 N.E.W.』は「つまらない」と言われてしまうのでしょうか?
この記事では、つまらないと言われる理由を整理したうえで、「実際には面白い」「本当は楽しめる」と感じられるポイントも紹介します。
さらに、Xなどで見られる評判にも触れながら、どんな人なら楽しめる映画なのかを考えていきます。
映画『踊る大捜査線 N.E.W.』が「つまらない」と言われる理由

『踊る大捜査線』は長年愛されてきたシリーズだけに、最新作への期待値も非常に高くなっています。
そのため、「昔の『踊る』と同じ面白さ」を期待して観た人ほど、今作の作風に違和感を覚えた可能性があります。
本筋の事件が弱く感じられる
まず大きな理由として挙げられるのが、刑事映画として見たときの事件捜査の弱さです。
『踊る大捜査線』といえば、警察組織の縦社会や現場と本庁の対立、そして青島たちが事件の真相に迫っていく展開が魅力でした。
ところが『N.E.W.』では、過去作のキャラクターや小ネタ、コメディー要素が目立つ一方で、「事件そのものを追いかける面白さ」が薄いと感じた人がいます。
Filmarksには、「過去の名声に固執し過ぎている」「芯のないチグハグなストーリー」といった厳しい感想も投稿されています。
「犯人は誰なのか?」
「なぜこの事件が起きたのか?」
というミステリー部分を期待している人にとっては、物足りなく感じるかもしれません。
ギャグやコメディーが多すぎる
次に多いのが、コメディー要素への不満です。
もちろん『踊る大捜査線』は、もともとシリアスな刑事ドラマでありながら、ユーモアを取り入れた作品でした。
そのため、ギャグ自体が『踊る』らしさでもあります。
しかし今作では、そのコメディー部分が多すぎると感じた人もいます。
映画.comには「笑いに振りすぎていて観ててキツかった」というレビューがあり、シリーズファンからも「笑いの部分が長すぎるし多すぎる」という意見が出ています。
さらに別のレビューでは、「7〜8割がコメディだった」という厳しい感想もありました。
「もっと本格的な刑事映画を見たかった」という人には、ギャグの多さがマイナスに感じられたのでしょう。
過去作へのファンサービスが多すぎる
『N.E.W.』には、これまでの『踊る大捜査線』を知っている人ならニヤリとできる要素がたくさん登場します。
昔からのキャラクターや過去作を思わせる演出、シリーズを知っているからこそ分かる小ネタなどです。
これはファンにとっては嬉しいポイントですが、逆に「過去作に頼りすぎ」と感じる人もいます。
映画.comでは「過去回顧が多すぎて混乱する」という趣旨の感想も見られます。
つまり、新しい物語を期待していた人からすると、「新作というより同窓会映画に見える」というわけです。
「昔の踊る」を期待すると違和感がある
もう一つのポイントが、青島の描かれ方です。
青島俊作は、かつて組織の常識に縛られず、自分の信念で突っ走る若手刑事でした。
しかし現在の青島は、当然ながら年齢を重ねています。
そのため、「今の年齢だからこそ描ける青島」を期待したファンからは、昔と変わらない熱血刑事として描かれることへの違和感も出ています。
Filmarksでも、「青島をただ昔のように走らせるのではなく、年齢相応の新しい組織人としての深みが見たかった」という趣旨の感想が投稿されています。
これは「青島が変わらないことが嬉しい」という人と、「青島も変わっていてほしかった」という人で評価が分かれる部分でしょう。
それでも『踊る大捜査線 N.E.W.』はつまらなくない!面白い理由

ここまで「つまらない」と感じる理由を紹介しました。
しかし、だからといって『N.E.W.』が単純につまらない映画というわけではありません。
むしろ、シリーズのファンにとっては「これを待っていた!」と思える部分もかなり多い作品です。
青島俊作が帰ってきたことが何より嬉しい
最大の魅力は、やはり織田裕二さん演じる青島俊作です。
あの青島が、再び湾岸署を舞台に走り回る。
これだけで胸が熱くなる人も多いでしょう。
特にシリーズをリアルタイムで見てきた人にとっては、青島が画面に登場し、あの世界観が始まるだけで特別な感情が込み上げてきます。
Filmarksにも「あの曲に乗せて織田裕二が走るだけで目頭が熱くなる」という感想が投稿されています。
『踊る大捜査線』の魅力は、必ずしも完璧な事件捜査だけではありません。
青島というキャラクターそのものが、このシリーズの大きな魅力なのです。
懐かしいキャラクターとの再会が楽しい
『N.E.W.』では、シリーズを知るファンが楽しめるキャラクターや設定が数多く登場します。
昔の作品を見てきた人なら、「この人が出てきた!」と嬉しくなる場面もあるでしょう。
和久平八郎をめぐる演出など、賛否が分かれている部分もありますが、「懐かしい人物や世界観をもう一度見られる」という点では大きな魅力です。
特に『踊る大捜査線』を何度も見返してきた人ほど、細かい小ネタを探しながら楽しめる作品と言えます。
新キャラクターによる世代交代も見どころ
本作は単なる過去キャラクターの再集合だけではありません。
趣里さん演じる芝田ひばりや、白洲迅さん演じる美浦秋など、新しい世代のキャラクターも登場します。
青島たちの時代から、次の世代へ。
この「世代交代」をどう見るかによっても、映画の評価は変わってきます。
映画.comには、青島がベテラン刑事となり、若手との関係を通して「変わりゆく警察組織と犯罪の形」が描かれている点を評価するレビューもあります。
今作だけで新世代が完成するというより、これからの『踊る』につながる新しい物語のスタートとして見ると、違った印象になるでしょう。
音楽と「踊る」らしい空気感は健在
そして忘れてはいけないのが、『踊る大捜査線』を象徴する音楽です。
映像と音楽が組み合わさった瞬間に、「帰ってきた!」と感じるファンは少なくありません。
Filmarksでも「音楽」「青島」「エンディングのLove Somebody」などを良かった点として挙げる感想があります。
ストーリーだけを冷静に評価すると気になる部分があったとしても、あの世界観をスクリーンで再び味わえること自体に価値があるのです。
Xやネットでの『踊る大捜査線 N.E.W.』の評判は?
X(旧Twitter)では、『踊る大捜査線 N.E.W.』について実際にどんな声が上がっているのでしょうか。
まずは、実際の投稿を見てみましょう。
実際に公開後の感想を見ると、本作はかなり評価が割れています。
「面白かった」という人がいる一方で、「つまらなかった」「期待していたものと違った」という人も少なくありません。
「面白かった」という声
肯定的な感想では、
「青島にまた会えたことが嬉しい」
「懐かしさがあって楽しめた」
「コメディー色が強くて自分は好き」
といった意見が見られます。
映画.comでも、コメディー色の強さをマイナスではなく「好き」と評価する人がいる一方、「これは評価が分かれる」とするレビューも確認できます。
つまり、同じギャグでも「多すぎる」と感じる人と「これぞ踊る」と感じる人がいるわけです。
「つまらない」という声もかなりある
一方で、
「事件の内容が薄い」
「ギャグが寒い」
「過去作に頼りすぎ」
「昔の『踊る』のほうが面白かった」
という厳しい感想もあります。
Filmarksには「全般に言えるが、平成の感性、感覚を持ち込んでいるから古くてつまらない」という非常に辛辣なレビューもあります。
また、映画.comでは「8割くらいがギャグやファン向けシーンで内容が薄い」と感じた人や、「ハマる人にはハマる」と評価する人が同じ作品に対して存在しています。
このことからも、『N.E.W.』は万人向けというより、かなり好みが分かれる作品だと言えるでしょう。
結局『踊る大捜査線 N.E.W.』はつまらない?面白い?

ここまでの評判をまとめると、『踊る大捜査線 N.E.W.』は「つまらない映画」と一言で片付けるのは少し違うでしょう。
むしろ、何を『踊る大捜査線』に求めるかで評価が大きく変わる映画です。
本格的な刑事ミステリーとして見るなら、事件や脚本、ギャグの多さに不満を感じる可能性があります。
一方で、
「青島が帰ってきた!」
「懐かしいキャラクターを見たい!」
「『踊る』らしいコメディーを楽しみたい!」
「過去作の小ネタを探したい!」
という人なら、十分楽しめる作品です。
特に1990年代のテレビシリーズから『THE MOVIE』シリーズまで追いかけてきたファンなら、作品の細かい部分まで含めて楽しめるでしょう。
逆に、『踊る大捜査線』をほとんど知らない人が本作から入ると、「なぜここでこの演出?」と感じる可能性があります。
その意味では、『N.E.W.』を見る前に過去の『踊る大捜査線』を見直しておくのがおすすめです。
過去の『踊る大捜査線』映画シリーズを見てから『N.E.W.』を楽しもう
『踊る大捜査線 N.E.W.』を見て「面白かった!」と感じた人も、「ちょっと分かりにくかった」と感じた人も、過去シリーズを見直すと、今作の見え方が変わるかもしれません。
特に第1作『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』は、青島、室井、すみれ、和久など、シリーズの基本となる人物や世界観を楽しめる作品です。現在、U-NEXTでは見放題作品として配信されています。
また、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』や『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』もU-NEXTで見放題となっています。
『N.E.W.』で登場する人物や過去シリーズとのつながりをより深く楽しみたいなら、ぜひ過去作から順番に見直してみてください。
U-NEXTなら『踊る大捜査線 THE MOVIE』シリーズをまとめてチェックできます。
Prime Videoでも映画やテレビ番組を楽しむことができます。作品によって見放題・レンタル・購入など配信方法が異なるため、視聴前に作品ページで確認しておくと安心です。
『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』は、評価が大きく分かれる作品です。
だからこそ、「つまらないらしいから見ない」と決めてしまうのではなく、これまでの『踊る大捜査線』が好きだったかどうかを基準に判断するのがおすすめです。
青島が走る姿、懐かしいキャラクター、あの音楽。
これらをもう一度スクリーンで味わいたい人にとっては、賛否両論ありながらも、一度は見ておきたい『踊る大捜査線』の新章と言えるでしょう。

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